熊本の荒尾競馬、廃止正式表明
http://www.asahi.com/national/update/0905/SEB201109050040.html
熊本県荒尾市の荒尾競馬を運営する組合管理者の前畑淳治・荒尾市長は5日、経営難を理由に12月で荒尾競馬のレースを終了し、今年度での事業廃止を正式に表明した。
前畑市長はこの日開会した市議会の冒頭、「断腸の思い」として事業廃止を表明。売り上げ減少に歯止めがかからず、多額の累積赤字で苦しい資金繰りを市の貸付金でまかなっている現状などに触れ、「本来目的の地方財政に貢献することが極めて困難になった」などと廃止理由を説明した。
荒尾競馬は1928年開設。現存する地方競馬では最も古い歴史がある。地方競馬の廃止は、05年の宇都宮競馬(栃木県)以来。今後は数十億円とも見込まれる巨額の清算費用の捻出などが課題となる。
(朝日新聞 9月5日)
2月に訪れた荒尾競馬場が今年一杯で閉鎖することになった。
荒尾競馬場はコースの向こうに広大な有明海が広がっていて、その景色の中を競走馬が駆け抜ける日本一美しい競馬場だった。競馬場に住み着いた野良猫が観客席を走り回っていたり、場内で農家のおばちゃんたちが野菜を売っていたり、のんびりとした雰囲気も良かったので、今回のニュースが残念でならない。ただ5頭立ての寂しいレースもあったり、パドックの時点でくたびれている馬が出走していたり、運営の厳しさも垣間見えた。赤字続きで打つ手がなくなってなくなってしまったのだろう。
閉鎖後の騎手や調教師や厩務員、そして競走馬の行方が気になるし、同じく赤字を抱えている相互開催をしている佐賀競馬(こちらも早めに訪れなければ・・・)にも影響が出そうな気がする。
毎週馬券を買っている熱心な競馬ファンではなく、旅先やフラっと競馬場に足を運んで100円ずつ馬券を買って細々と競馬を楽しむ自分ではあるが、競馬場が無くなるのはただただ寂しい・・・
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