2011年6月16日木曜日

渡韓 2010年4月 烏頭山統一展望台

昨年4月の韓国旅行のこと(無精なので、今になって書く)

ソウルから一番手頃に北朝鮮を見る事ができるのが「烏頭山(オドゥサン)統一展望台」。
北朝鮮国境といえば一般的には板門店が有名だけれど、ツアー客しか受け入れてないので断念 (日本の旅行会社からでも簡単にツアー参加できる)。
こちらは一人でも外国人でも関係なく気軽に訪れることができるので、気ままにフラッと行ってきた。ソウルから電車に乗って1時間、それからタクシーで20分。あっという間に到着。感覚としては自分の家から新宿や上野に出かけるような感じ。首都ソウルからこんな近くに北があるのは驚いた少々。


展望台3Fで模型やビデオ解説を見る。
烏頭山統一展望台はちょうど南北を分断する臨津江(イムジン河)とソウルの中心を流れる漢江(ハンガン)の合流地点にあって、標高118mの古代の城跡に建てられている。臨津江を挟んで展望台から対岸の北朝鮮まで3.2km。川幅が一番狭い地点で460m。靄がかかっていたものの、肉眼ではっきりと対岸を捉える事が出来た。
対岸の北朝鮮黄海北道開豊郡には宣伝村があって、4000人が住んでいて65%軍人、35%農民の割合となっている。


観光地でお馴染みの硬貨を投入する望遠鏡(500ウォン)で、宣伝村の風景を見ることが出来る。
水田が広がっていて、灰色の無機質な集合住宅のような建物が数棟立ち並んでいた。結構な人数の農民や子供なども確認できる。
でも人がいるんだけど、農作業をしている者、リアカーを引いている者、農道を歩いている者、全員単独行動だった。まあ普通なら夫婦、家族、カップル、友人、ご近所さん、2,3人で固まっていてもいいはずなのに、みんな独り。
この宣伝村の人々はただ対岸の観光客に普通に生活しているのを見せるのが仕事なのだろう。なかなか興味深かった。


展望台1Fや2Fには北朝鮮の生活用品などが展示されていたり、土産コーナーでは北朝鮮の焼酎や紙幣やグッズなども買えることができ、お手頃に楽しめる。


【行き方】(為替 ¥100 - 1200w)
片道料金
京義線 ソウル駅から金村駅 (1500w) 約1時間
タクシー 金村駅から烏頭山統一展望台(9500w) 約20分
烏頭山統一展望台入場料(2500w)

ポイントとしてはタクシー運転手に行き先が通じない可能性があるので、あらかじめメモ帳に「烏頭山統一展望台 오두산 통일전망대」、帰り用に「金村駅 금촌역」などハングルで目的地を書いておくと、あとは運転手にそのメモ帳を見せればいいので間違いがおこらない。ハングルも記号だと思って書けば、意外と簡単に書ける。

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